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金利の変動に対して

金利の上昇と低下


 かつてバブル絶頂期のときは、民間の変動金利では8%もありました。その後、バブル崩壊を受けて、約5年間で今のレベルまで急速に金利は低下しました。

もし、バブル絶頂期に8%でローン契約をして、5年後に金利が2%にまで低下したにもかかわらず、8%の金利を払い続けていたらどうなってしまうでしょうか。

景気悪化で収入が下がり、購入した住宅の価値も下がる、しかも高い利息を払わないといけないといった状況になってしまいます。それでは、このような状況に陥るのを逃れる方法はないのでしょうか。

 ローン締結後に金利が低下することが予想される場合には、変動金利ローンを選ぶことをお勧めします。変動金利は6ヶ月ごとに金利が見直されますから(毎月返済する額は5年ごとの見直しとなる)、金利低下時はローン金利もどんどん下がっていき、そのメリットを享受できます。

 もし、固定金利ローンを締結してしまっているならば、タイミングを見計らってより低い金利のローンに借り換えるといいでしょう。ただ、ローンの借り換えには特に民間金融機関では高い手数料を払わなければいけませんので注意が必要です。

 では、金利が上昇している場合はどうすればいいでしょうか。その場合、少しでも長く低金利のメリットを享受していたいと思うのが当然ですので、なるべく金利が低いうちに固定化しておくことが大切です。

 金利が明らかに上昇している状況では、なるべく期間が長い固定金利でローンを組むのがいいでしょう。

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