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元金

複利計算


 ローンで借りた金額のことを「元金」と呼びます。元金に対しては借入期間に応じて利息がかかります。したがって、元金と利息を合わせた金額を借入期間中、毎月返済することになります。

 利息は、毎月返済後の元金残高に対して複利で計算され、合計されます。複利とは、利息を元金に繰り入れ、その合計額を次の期間の元金として、それをもとにまた利息を計算する方法です。

 例えば、元金が1000万円(年利5%)で、年1回払いで100万円返済していくとすると、

1年目  1050万円-100万円=950万円(元金)
2年目  997.5万円-100万円=897.5万円(元金)

となります。ローンを組むと、このようにして毎月計算されていきます。

 それでは、1000万円を金利は4%で35年借りたといった条件の場合、元金が1000万円、利息は年利4%を35年分ということになりますが、その場合、元金と利息を合わせた返済総額はいったいいくらになるのでしょうか。

 大体、約1860万円にもなります。ほとんど倍近い金額を返済することになります。少しでも低い金利で、少しでも借入金額を少なくと言われるのは、この恐ろしさを知ってのことなのです。

 また、金利が1%違うとどれくらい返済総額に影響するのでしょうか。元金1000万円、返済期間35年、固定金利、元利金等返済の条件だと、金利4%では、返済総額1859万6340円ですが、5%だと2119万6980円となり、わずか1%で260万円も差が出来てしまいます。

 たった1%でもこれほど返済金額が違ってくるというのは、ローン返済の恐ろしさを表していると言えるでしょう。

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