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財形融資

財形融資の特徴・条件


 財形融資は、勤労者の財産形成を促進するために設けられた融資制度です。勤務先などで、財形貯蓄をしていることが条件となります。融資の特徴としては、

1、 変動金利型で高金利のときには一定額につき利子補給が受けられる
2、 財形貯蓄をしている人が対象
3、 財形貯蓄の残高に応じて融資限度額が変わる(最高4000万円)
4、 手数料が無料

以上のようなものです。また、利用者の条件としては、

1、 財形貯蓄を1年以上継続、残高が50万円以上
2、 自分の所有、住む住宅を購入する(建てる)人
3、 申込日現在70歳未満
4、 毎月の返済額の4倍以上の月収がある

そして、住宅の条件としては、

1、 敷地面積、住宅床面積が一定の規模のもの
2、 築基準法などに適合している
3、 2以上の居室、台所、トイレ、浴室があること

融資の種類は申込先によって、「財形転貸融資」(事業主を通して申し込む場合)や「共済組合からの融資」(公務員など財形を共済組合で行っている場合)などがあります。

 財形融資は他の公的ローンとは違い、固定金利といっても固定される期間は5年間です。5年ごとに市場実勢によって金利が見直されます。しかし、新返済額は旧返済額の1.5倍を超えることはありません。また、金利は融資額や勤務先によって異なるところがあります。

 融資額は一般財形貯蓄、財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄残高の合計の10倍が限度額になります。最高額は4000万円と、融資額としてはかなり高額ということができます。

 返済方法は元利均等返済、元金均等返済から選ぶことができます。融資額の40%の範囲でボーナス時併用返済をすることもできますが、最長返済期間は住宅の種類によって15年~35年と異なります。また、財形融資は手数料がかかりません。保証料その他のみ、必要になります。

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